Saturday, August 7, 2010

美香子ちゃん


仕事から帰宅すると、必ずする事が(朝起きてからも)、お気に入りのBlogをチェックする事。その中で一番先に私が開くのは、この子、古谷美香子ちゃん NYでの移植手術から時間はたっていますが、まだまだICUで戦っています。
美香子ちゃんは、2008年11月14日に生まれ、生後1週で、「ヒルシュスプルング病(腸の動きをコントロールする腸管内神経節細胞が、先天的に一部分が欠如している病気)」だと判明。
生後2週で、7時間にも及ぶ緊急手術を行いました。手術では、神経の通っている場所を探し胃瘻と人工肛門を造設しましたが、持って余命6ヵ月と宣告されました。
上の写真は美香子ちゃんのBlogからお借りしました。昨日の美香子ちゃんの様子です。こんなに機械に接続されていて、本当にせつないです。

日本では、まだ子供がDonor(臓器提供者)になるのが認めていられません。だから日本の子供が臓器移植が必要になると、アメリカ等に手術をしにきます。なれない国で親子で戦うのは、本当に本当に大変なんだろうけど、お母さんのとっても元気で、そしてとっても勉強しているとわかるBlogを見ると、親の強さを感じ、こちらが逆に励まされちゃいます。

これまた私がよくチェックするWebsite、では、心のない人が、こんな子に何億円も募金するなら、その金をアフリカに送ればもっとすごい人数の子が助かる・・・とか書いてあって、そこでこの子の事を知りました。(私はそういう所に寄稿する余裕はないけど、すっごい頭にきたのと、ちょっと納得する事もあった)

健康な私、お医者さんイコール産婦人科なので、看護科に入るまでは、産科がいいな・・・って思ってたけど、今じゃ興味ゼロ。絶対嫌だった精神科は、精神科でExternをやった後、大好きになった。でもダーリンの強い要望で、精神科では働きません。ERでVolunteerしているけど、ERは私の興味ではない。あんな早いケアーは私には向いていない。だから、Long termの患者さん・・・と思い、老人ホームで働いてるけど、私の科は老人がいなく、機械につながれてる植物人間さんばかり。確かに私には向いてるし、私なりにいい仕事をしていると思うけど、なんせ誰もAcuteじゃないせいか、看護師の数が足りない。そうなると、一人一人にたずさわれる時間が少なくなり、思い通りのケアーが出来なく、葛藤の日々です。

この美香子ちゃんのBlogを読んでいると、私が行きたい方向が見えてきた。ICUで最高3人までのケアーが出来たらいいな・・・と。でもICUで働いてる友達に言わせると、全てのケアーをするから、下の世話までするみたい。日本だと当たり前なのかもしれないけど、ここアメリカ、すべての仕事が細分化されているから、私が今の仕事場でおしめを取り替える事は絶対にない。出来ないのじゃなく、そんな事をしていたら、他の患者さんのお薬や治療が出来ないのだ。下の世話がいやなんじゃないけど、ここアメリカ・・・・病人でも本当に皆大きいの。だから、アメリカでは小さい人としてスタンプをもらえる私には、腰がついていけるのかが不安・・・。手術室も憧れたけど、あの冷凍庫のような寒さに、かなりひるむ・・・。

そこで又でた案として、学校のナース。給料が低いので有名だけど、子供達と同じ時期に休みが取れるし、最高なんじゃないか!?と。

まだまだ悩む日々です、これからの私・・・。美香子ちゃん一人の事を考えるだけで、夜も眠れない時もあるし、励まされるし、いろいろです。

早く美香子ちゃんがよくなって、日本に帰国出来る日を、私は毎日応援しています。がんばってね。

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